柳生忍法帖 観劇感想1 ~シナリオについて~

もともと更新頻度低めのブログではありますが、無理なく、気が向いた時に更新しよう!と誓ったら、こんなに間が開きました。

でも、宝塚の観劇レビューをお届けするという目的は果たしている(つもり)なので、まぁいいかと割り切り、今後も無理なく続けたいと思います。

 

さて、間が開いたけど星組を再観劇して、いろいろ思い出したので、詳細な観劇感想を書きます。
今日は、シナリオについて。
 

初回観劇時の速報感想はこちらです。

シナリオについて

※お話のキーポイントに触れるネタバレはしておりませんが、概要を書きますので、気にされる方はご自身の判断で読み進みください。

 

原作も漫画も読んでいない私の初見時の感想は、「わかりにくい…」でした、正直。

何より、登場人物が多すぎて。

そして、恐らく原作をぎゅっと凝縮した結果、展開が慌ただしい
演技で補えない部分を説明口調のセリフにした結果か、なんだか眠気に襲われる…(スミマセン)

 

ただ、話の筋を理解した2回目以降は、たくさんの登場人物の中でも「注目すべき人」がわかり、余計な情報を排除することができて、理解しやすくなりました。

スカステのプレステージを見て、会津藩の統治の歴史を理解したのも大きかったです。

 

話としては「会津藩 VS 堀一族」というシンプルなものだ、と頭に入れておけばOK。
十兵衛は、堀一族に協力する立場。
個々のキャラに注目しすぎると、ストーリーの理解が追いつかないので、それは2回目以降をオススメ。私はこれを初回からやってしまった)
 

また、公式の人物相関図に「会津藩」のくくりで、加藤明成の家臣として書かれている芦名一族は、かつて会津を統治していた一族であり、現藩主・加藤家からの奪還を狙っている

ここが大きなポイントなのですが、初見時はそこを理解していなかったため、加藤明成と芦名一族の関係(主と呼ぶけど、家臣に見えない)や、芦名がなぜ会津に執着するのかわからず、「ところで、なんで愛ちゃん(銅伯)は、こんな化け物になったんだっけ?」と思っておりました苦笑

 

宝塚的に、男役スターが集められた七本槍の見せ場が多いのかと思っていたけれども、実際には、堀一族の7人の娘たちの方が活躍するのも特徴的。

初見時、私はそこが意外に感じられて、困惑したところもあったかもしれません。

(七本槍役のスターのファンの方は、さぞ残念だろうと。。。 でも漣さん、ひろ香さんは、普段より見せ場があるかな?)
 

また、前情報から、強大で絶対的な悪だと思っていた銅伯が、それほど悪みがなく、やや拍子抜けなところも。
悪役愛ちゃんに期待しすぎていたかしら。。

十兵衛 VS 銅伯が、案外あっさりしてたしなぁ。
銅伯の設定を活かした結果なので、仕方ないけど。

 

このように、基本は歴史もの かつ 敵討ちのお話で、一般的なイメージの「宝塚らしさ」はありません。

加えて恋愛要素が二の次になっており、十兵衛・ゆらの関係に「取って付けた感」があったのは非常に残念。

いっそ、ゆらから十兵衛への想いの矢印は描かなくても良かったのではと思うくらいでしたが、恐らく原作ではもっと丁寧に描かれているし、宝塚的に外すわけにもいかなかったのでしょう。

 

2回目の観劇以降は、舞台中央だけでなく、ゆらの表情に注目するようにしたら、初回ほどの違和感はなくなったけど、やっぱりわかりづらい。

ゆらの気持ちが動いたであろう城門の場面の後、2回目のお香攻撃の時に、十兵衛に対して冷たい態度なのが良くないと思うのですが、どうでしょう。
あの冷たさを挟まなければ、「急にどうした!?」と、ならない気がするんだけどなー。

もしくは、心が動いたのは城門ではなく、お香攻撃後なのか。
それならやっぱり、急展開すぎるw

 

展開にやや無理があった結果、初見時(開幕2日目)は、客席から笑いが漏れてしまっていました。

私も「なぜここで、急にコミカル展開…。これから、わかりやすく笑える演技にしていくのかな?」と思っていましたが、公演期間終盤でも、笑いに持って行かずに演じ切られていたのはちょっと意外でした。
理解を誤っていてスミマセン。

 

まとめ

主演お二人のスキルが高く、他のメンバーの平均値も安定している。(長尺のソロ曲が少ないことはありますが、お歌でコケることがなかった)

そして、(コスプレみのある和物に抵抗がなければ)ビジュアルも良いお芝居なので、もう少しお話がわかりやすければ、宝塚を見たことがない方に「宝塚ってこんなのもやるんだよ」と薦めやすい作品だったと思い、ちょっと惜しい。

同時上演のショーも「ザ・宝塚」で良いから、なおさらです。


シナリオの感想は、以上。

次回から、キャスト別に感想を書きます。

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