ロミオとジュリエット 観劇感想3 役替わりについて(2)

ロミオとジュリエットの役替わりで、A・B日程の違いが大きいと感じた役についての感想を書く第2弾。
今回は、ロミオの親友 ベンヴォーリオとマーキューシオの2役について書きます。
演者1人ずつに対して、演技全体を評価する感想ではなく、
役ごとの、演者による違いに注目した感想になります。
(演者1人ずつについては、別の記事に書く予定)
感想は、管理人個人の好みが反映されていることを、ご了承ください。
感想その1(ティボルト・死について)はこちら。
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役替わり3:ベンヴォーリオ
【A】瀬央 ゆりあ
【B】綺城 ひか理
瀬央ベンヴォーリオは、とても爽やか!
せおっちの持ち味の影響か、あまり素行の悪い青年に見えないので
喧嘩ばかりしている青年であることは、2回目の観劇(B日程)で気づきました 汗。
もともと、ロミオ演じるこっちゃんと同期ということもあり、親友らしさが強く出ている印象。
柄の悪さが程よく、ビジュアルも好みだったので
トリオ(A・B合わせた全ロミオ・ベン・マー)の中で、一番付き合いたい 笑。
対する綺城ベンヴォーリオは、大人っぽい。
ロミオやマーキューシオを冷静にまとめる存在に感じられました。
喧嘩っ早いということもなく、静かに怒りをためるタイプな気がする。
怒らせたら、実は一番怖いタイプかも。
2人のベンヴォーリオに共通することは、不良ではあるけどマーキューシオほど柄が悪くなく、責任感が強い人なのかな と思っていたのですが。
ここまでのことを下書きしてから、ロミジュリ出演者の座談会が載っている「歌劇」(3月号)を読みました。
そこで小池先生が、せおっちに対して「柄の悪さを出してほしい」と指摘されていたので、爽やかだと思っちゃって、ごめんねせおっち・・・となった 苦笑。
爽やかベンちゃん、私は好きなんだけど、小池先生が求めてるのは、もっと悪い感じなんですね。
そのせいかどうかはわかりませんが、1回目のB日程期間を終えた2周目のA日程観劇時、1周目よりも少しアイメイクが濃くなったように見えました(で、目つきが悪く見えた)。気のせいかな。
なおベンヴォーリオは、前半は、残す印象がマーキューシオに負ける気がしますが
ラストシーンまで生きて登場(最後は0番立ち!)し、尺の長いソロ曲もある大役。
お二人ともお歌が上手なので、心地よく観劇できました。
役替わり4:マーキューシオ
【A】極美 慎
【B】天華 えま
A・B日程で、一番印象が変わる役だと思うマーキューシオ。
それが、とても面白かったです!
極美マーキューシオは、とてもチャラい 笑
ピンク髪で、言動が軽い。喧嘩はあまり強くなさそうに見える。
顔もいいから、女の子には困らない人生なのだろうと容易に想像できる青年です。
天華マーキューシオは、めっちゃ悪そう。
ロレンス神父の言う「女遊び」は、極美マーとは種類が違いそう。。。
A日程で天華さんが演じている「死」を引きずっている気がしなくもないですが、
「喧嘩ばかりしているワル」を一番わかりやすく表現していると思いましたし、思い切ったヘアメイク&眉も良かった。
トリオの中で、一番付き合いたいのは瀬央ベンちゃんだけど、役として一番推せるのは天華マーくんでした。
天華さんって「死」含めて、演技派なんだなー。
お二人とも、お歌は成長の余地ありですね。
そして小池先生は、マーキューシオには、見た目だけでなく より深い演技を求めていらっしゃるご様子。
東京公演まで含めれば公演期間はまだまだあるので、期待の若手の皆さん、更なる作り込みに期待しております!
役替わりについての感想は、ここまでとします。
今回挙げなかった他の役替わりも、4役ほどではないけれども、演者それぞれに違って、役替わりの楽しさを知りました!
「マイベスト配役」を考えたりもしてみたけれども、うまくハマらないし
それぞれに違った良さがあるので、決めきれませんでした。
もちろん、AとBを比較して、どちらが良いとも言えません。
もっとA・B日程をじっくり見比べられれば、また違ってくるかもですが
チケット難だし、そもそもそんなにお金の余裕がない 汗。
次は、いつも通り シナリオ・演出面・キャスト別の感想を書く予定です。
・・・が、友人が、ダルレーク大阪公演のチケットを一般販売で!げっとしてくれたので
そちらの感想速報を先に書くかも。
友の会と梅芸会員先行では取れず、役替わりの大阪ver.は見られないと思っていたので、嬉しすぎます💕
ありがとう、友よ!!
そして、ロミジュリで役替わりの面白さを知った今、
東京のライブ配信を、役替わりを意識して、もっとしっかり見ておけばよかった~~~と思うのでした。
記憶で頑張りますっ。