希峰かなたさんから感じた”温かさ”~研7生に期待してしまう大きな役割~

世間では文春の記事が話題になっているようですが、私は記事を見ません。
いい気がしないの、わかってますもの。
読むのも癪だし、批判するのも手間です(めんどくさがり 笑)
なので、今日の記事はそれとは関係なく、もともと書いていたものなのですが、私の「推せるジェンヌ」をご紹介します。
先週のタカラヅカニュースで放送された、宙組「エルハポン」新人公演の出演者トーク。
そこで、長の期※として場を取りまとめていた希峰さん(以下わんたくん)の態度に好感しか湧かなくて、つい思ったことをつぶやきます。
※長の期(ちょうのき)
入団7年目までの生徒(スター)で演じる新人公演の、最年長の学年=7年目のこと。
2019年度は、2013年入団の99期の生徒が「長の期」となる。
希峰かなたさんの基本情報
わんたくんをご存じない方向けに、基本プロフィールの確認です。
公式プロフィール

その他の情報
・演技・踊りに比べると、歌の習熟度が低い自覚がある。
※ スカイステージ「Young+」 より
・2013年入団の99期生。宙組配属
・入団時成績 4番目
(けっこう上位だったことを、今知りましたっ 汗)
<参考>
首席 :美園さくら(月組トップ娘役)
2番目:諏訪さき(雪組)
3番目:華妃まいあ(宙組・2019年退団)
5番目:小桜ほのか(星組)
最近の大劇場公演のお役
エルハポン イスパニアのサムライ
本公演 :用心棒パブロ
新人公演:ドン・フェルディナンド(本役:英真なおき)
オーシャンズ11
本公演 :ボブ ※ベネディクトのSP
新人公演:ルーベン(本役:凛城きら)
異人たちのルネサンス
新人公演:ローマ教皇(本役:寿つかさ)、酒場の歌手(本役:風間翔)
入団のきっかけ
※ スカイステージ「Young+」より
・もともと、ミュージカルや舞台が好きだった
・宝塚を初めて見たのは受験直前の夏休み。こういう世界もあるんだ、と思い受験。
舞台人としての魅力
私が、わんたくんを認識したのは割と最近です(スミマセン)
約1年前に観劇した「群盗」での、貫禄ある演技が見事でした。
ご参考:群盗のキャスト別感想はこちら
研6(当時)でありながら、研13の凛城きらさんと対等に渡り合っていたことから、群盗ファンの間では、研16とか18ではという疑いがかかっていた(笑)わんたくん。
スカイステージで放送されている、今月の「Young+」で、わんたくんは「群盗」が、舞台人としての転機の作品だったと言っていました。
遠慮せずにぶつかっていくことで、お客様を感動させることができるとわかった作品だったそう。
りんきらさんも
「下級生とやってる気がしなかった」「役としてぶつかってきてくれてやりやすかった」と評価されていました。
その後、大劇場の本公演では脇役を演じられているので、わんたくんを意識して探さないと、彼女の頑張りには気付きづらいかもしれませんが、
気にして見ていると、印象に残る演技をしようとされているのが伝わってきます。
宙組の舞台に不可欠になりそうな役者さんになりそうで、今後が楽しみです。
ちなみにりんきらさんの、上記以外のわんたくん評価も「同じ目線で意見を言い合える」「なんでもできる」「度胸がある」と、絶賛でした。
人としての魅力
このように、舞台人としての魅力は舞台上から伝わってきていたのですが、今回の新人公演トークで伝わってきたのは、人としての魅力でした。
主には下級生に対する態度なのですが、指導力や統率力というよりは包容力?
なんだかとても、温かかったんです。
下級生の話をすべて、目を見てしっかり頷きながら聞いて、それぞれに的確なコメントをしている姿がイイ!
そのコメントがまた、役についてのコメントというより、「私は、あなたがこんな様子(気持ち)だったのを見ていた」という演者の評価※になっていて、下級生のことを稽古場でも舞台上でもよく見ているんだろうということが十分伝わりました。
※例:楽しそうにやってる、役に真摯に向き合ってる、苦戦している etc.
「長の期だから」という責任感があるからだとは思いますが、こんなにも温かく、かつ的確に下級生を評価できるのは素晴らしい。
やっぱり、新人公演学年だとは思えない!
下級生の話を聞く態度の次に印象的だったのは、以下のようなコメントです。
「新人公演だし、これだけやっていいんだと、自分から下級生に示したかった」
「東京公演では、自分も頑張りたいし、下級生を引っ張りたい」
「(私が新人公演を卒業しても)上級生は、下級生のいいところを見て、それを引き出してあげてほしい」
常に、自分がどうしたいかだけではなく、下級生の育成を視野に入れられているんですよね。
下級生たちも「ずっと、下級生を見てくださっていた99期さんが(新人公演から)いなくなるのは不安」だと泣きついてましたし、
Young+での先輩からのコメントとして、りんきらさんも「長の期として頼もしい」と仰ってましたね。
そんな優しい先輩でありながら、「舞台人としての魅力」に書いた通り、自分がやりたいことはしっかりとやっていくという姿勢も素敵。
悪役は楽しいとのことなので、これからも、いろいろなクセのある役を演じていただきたいな~。
幹部になってほしい!
まだ入団7年目の男役の方に言うのは、ある意味失礼に当たる気もしますが、それでも思ってしまうんです。
わんたくんには、長く組にいて、組子を支える存在になってほしい!
(海外ミュージカルが大好きとのことなので、長くとどめるのは悪い気もしますが…)
リーダーシップには いろいろなタイプがありますが、
わんたくんはきっと、絶対的なリーダーとなってグイグイ引っ張るよりは、メンバーの信頼を得つつ、メンバーを支えて持ちあげていくタイプ。
現組長のすっしーさんもそんなタイプなのではと、勝手に思ったりします。
今、わんたくんに組長を望むのはさすがに酷ですが
ぶっちゃけ、素質はある気がします(笑)
まずは男役10年を超えて、組の上級生と言われる立場になってほしいですね。
りんきらさんも「新人公演卒業後も、下級生を引っ張り続けてほしい」と仰っていましたし。
これからのご活躍を楽しみにしています。