邪馬台国の方が好きかもしれない ~エルハポン観劇感想(1)~

観劇後、比較的すぐに書いた「速報版」はこちらです。
ネタバレはしていません。

 


ちょっと間が開きましたが、改めまして、エルハポンの観劇感想です。
物語の核心に迫るネタバレはありませんが、ネタバレ完全拒否の方は、自己判断でお願いいたします。

世の中的には「そんなに悪くない」「面白い」という評価になっている気がするエルハポンがイマイチと感じている私は、 駄作の代名詞だと思っている、花組「邪馬台国の風」を、改めて見直してみたのです。

うん、邪馬台国の方が面白いかもな?

※好みの問題もあるでしょうから、邪馬台国>エルハポン論がまったく理解できない方は、そんな珍しいこと思う人もいるんだと思って読んでいただければ幸いです。

エルハポンより邪馬台国のここが好き

登場人物のキャラが立っている

○○さんが演じたキャラクターはこんな人だと説明せよ (設定・特徴・性格・目的としていることなど) 」と言われれば、人気の高いスターさんに関しては、邪馬台国はほとんど答えられると思うんです。言えないのは、ちなつさん(鳳月さん)演じるアシラぐらいではないかと。

一方のエルハポンは、わざと謎に包んでいるアレハンドロ(芹香さん)は置いておいても、主役の治道(真風さん)すら「目的…?」と思ってしまう
使節団としてスペインに来たけど、長居していたら王宮から追い出されて、カタリナの宿屋に連れてこられて、なんだか困ってるみたいだから危ない時は助ける。本人に強い意志はなく、状況対応型という感じ。

三番手エリアス(桜木さん)は、父親(英真さん)の存在感に隠れてる感じが否めないし。。。

登場人物の心の動きが見える

邪馬台国は、「神のお告げを理由にして、いろいろ進む!?」「気持ちコロコロ変わりすぎでは?」「最後はそうなるんかい~」など、いろいろと突っ込みたくなるところがありつつも、主演の二人が惹かれたタイミングや、不安、戸惑いなどの心の動きが見えるんですが、エルハポンは正直、主役がヒロインのことを好きになったきっかけがわからない

最初から付き合っているわけではない男女の恋愛要素が、ストーリーの大切なところを担っている以上、二人の心が近づいていく過程はちゃんと描いてほしいと思いがちな私としては、エルハポンはそこがイケてない。

  
この記事を書く前に、エルハポンを人に説明するためのあらすじを一文で考えてみたんですが↓

「自分のせいで戦火に散った、愛しい人を想い続ける一人の侍がスペインに渡り、未来を共に生きるべき存在に出会い、スペインに残る事を決めるまでを描いた物語」

なんだか、とっても素敵なラブストーリーっぽいじゃないですか!
そうじゃないんですよ~~~!苦笑
上の文に、嘘はない。(自分のせいで戦火に散った、のとこが微妙ですけど)
けど、この内容を期待すると、そうじゃない 笑。

舞台演出は、さすがにエルハポンの勝利ですが…

邪馬台国の舞台演出のイケてないところは、

  • 舞台照明が妙に暗い
  • やたらと、しかも唐突に暗転する
  • 盆が回らない(上記暗転と併せて、舞台転換がヘタ)

でして、エルハポンはさすがにそんなことはなかったです。
盆はちゃんと回っていたし、様々な照明に加えて映像の演出も使って頑張っていた。
ですが・・・

舞台照明が明るいとは言えない

2階席で遠いからかもしれないけれども、オペラグラスの焦点がこんなに合わせづらいのは初めてでした。

いつもと同じオペラグラスで、何ならもっと後列のことが多いのに、こんなに見づらかったことはないです。夜の場面が多かったのかもしれませんけども。

下級生に優しくない衣装

あと、「モブの衣装がイマイチ」でして。
イマイチというか、 2階席に優しくない 苦笑。
そして、下級生に優しくない

つばが広めの帽子をかぶっていることが多く、さらに照明が暗いので顔が見えない!!

下級生で応援している方がいるので、めちゃくちゃ頑張って探したんですが、全然見つけられなかったよ…涙。
アクアヴィーテはモブでも裸眼で発見できたので、お顔がわからないわけではないのよ~。

冒頭の鬼剣舞の皆さんはマスクで目しか見えないうえに、パイナップルみたいな(←)頭のフサフサが目にかかって「見えないぃいいい”ぃ」という感じでした。

それでも「先頭の人、綺麗なお顔(瞳)だなぁ」と思って見ていたら、そらくんでした。さすがの目力。

ストーリーは、邪馬台国の方が好き!

宝塚歌劇の舞台としてどうかと言われたら、邪馬台国が良作だとは言えませんが、登場人物がちゃんと描かれていて、お話の流れが感じられるという点で、私はエルハポンよりも邪馬台国のストーリーが好きです。

「ん?」と思っても、神様のせいにできているところがあるのかもしれませんが 笑。

「よくわかんなかったけどハッピーエンド!終わりよければすべてよし」よりも、それなりの理由があってバッドエンドの方が好きなんですよね。
卑弥呼は普通の女性よりも、神秘的な存在であってほしいと思っているところがあるので、邪馬台国は、バッドとまでは言わずとも、ラブラブエンドじゃないのも好みなんだろうな。

あと、ビジュアルを楽しめればよいという方もいらっしゃると思うのですが、私はそれだけでは満足できないことがよくわかりましたエルハポンのメインどころのビジュアルは、皆さん素敵だったので。

ま、そんな考え方をする人もいるということで。


エルハポンのキャスト別感想も用意していたのですが、思ったより長くなってしまったので分けます。
本日はここまで。

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