眩耀(げんよう)の谷 観劇感想~主なキャスト別感想~

前半を書いてから間が開いてしまいましたが、眩耀の谷のキャスト別感想です。

シナリオと演出面の感想を書いた、前半の記事はこちらです。

 

※汶(ブン)族の「汶」の字は、環境によっては表示されないことがあるとのことで、ブン族と書かせていただきます。
その方が、入力も楽なのでw

注意:ネタバレについて
以下、観劇しないとわからない設定には触れておりませんが、
宝塚歌劇のホームページには載っていない設定に触れております。
(CS放送にて、公式公開された情報ではあります)
観劇前にお読み頂く場合、自己責任でお願いいたします。


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主なキャスト別感想(敬称略)

礼 真琴(丹 礼真)

周国の大夫で、正義感が強く、心優しい主人公。
思っていたよりも少年っぽいキャラクターでした。

見ていて最初は、主役として、もっと力強く、ヒーローっぽくても良いのではと思いましたが、
絶対的な勇者感は愛ちゃん(愛月さん・管武将軍)にあった方が良いのだろうし、若さゆえのまっすぐな熱さが物語を動かすので、これでいいのかな

最初の有沙さんの語りから、「優しい人」が一番のポイントっぽいですしね。
こっちゃん(礼さん)の持ち味にもよく合っていました。

 

ダンスが多い作品で、ダンスが得意な礼さんもバリバリ踊る…
かと思ったら、そうではありませんでした。

ダンスより、歌!

曲数が多いです。すぐに歌い出します 笑。
でもお上手なので、耳が幸せで、むしろ嬉しかったです。

演技もお上手なので、新トップとして「また星組が見たい!」と思うような魅力を十分に伝えられていたと感じます。

 

気になるのは、今後の役の幅でしょうか。

前作のモーツァルト、次回作のロミオも青年なので、大人っぽい男性を演じるこっちゃんが、まだ想像できないんですよね。

無理にキャラ作りをする必要もないのでしょうが、いつも同じ感じでも飽きてしまうので、今後の劇団の采配が楽しみです。

舞空 瞳(瞳花)

あらすじでは「ブン族の舞姫」とだけ紹介されていたのですが、
その後、人物相関図で「ブン族の首領・麻蘭王の妹」であることが明らかになりました。

王族の女性が舞姫になるか?と、ささやかな疑問を抱きつつ、あまり気にしないことにw

また、CSのタカラヅカニュースの事前情報で「盲目である」ことも判明。

この2つの追加情報でいろいろと想像できてしまうので、「それはバラしすぎでは?」と個人的には思ったのですが、劇団的にはOKのようです。

 

さらには、ニュースの初日映像で「息子がいる」ことまで明らかにされたので
公式には、観劇まで隠したい真実は“あのこと”だけのようです。
けっこう規制がゆるい!

※なお、私は初回観劇まで初日映像を見ていなかったので、劇場で「えぇーッ 子持ち!?」となりましたw

 

ということで、瞳花はいろいろと大変な設定を抱えているキャラクターでして、
お若いひっとん(舞空さん:世間的には、もはや “なこちゃん”がベーシックなのか??)が演じるには、難しかったかもしれませんね~
演技臭さがちょっと気になりました。

 
ひっとんは、演技・歌・ダンスのどれかといえばダンスが得意な方だと思っていますが、なんといっても102期生の首席ですから、他も一通りはできる方だと、勝手に思っていました。

が、現時点ではまだ、お芝居と歌はお得意とは言えない気がしています。

 

演技に関しては、ロクモのコンスタンツェでは、あまり気にならなかったので
大人っぽかったり、影のある役は、まだ馴染ませるのが難しいのかな?
元気で可愛らしい役が、持ち味にも合っていそうですものね。

 

大人っぽい演技はまだ難しいとしても、盲目の演技はもう少し何とかならなかったかなという気はします。(これは演技指導の問題かもしれない)

盲目になった時期は明らかにされませんでしたが、そんな最近なったわけではないはずなのに、あんな「メガネメガネ・・・」みたいな(笑)、手で周りを探る歩き方、するかなぁ?

あと、私は気づかなかったのですが、瞳花が走る場面があったそうで?

これらの真ん中をお願いしたい 笑。

 

なお、お得意のダンスはさすがでした。
ダンスというか「舞い」なのですが。

ひらひらのついた衣装の効果もあって、とても美しかった~。
長く見ていたい舞でした。

愛月 ひかる(管武将軍)

数々の戦の手柄を持ち、ブン族の首領・麻蘭を征伐した勇者と称えられる周国の将軍。
礼真が憧れる英雄でもあります。

あらすじと人物相関図から、悪役だとは予想していたのですが、予想以上に悪い人でした。
過去の行いには、心底驚きましたよ!苦笑

 

ただ、腹は黒いが見映えは最高。

元々、オーソドックスな宝塚の男役らしいかっこよさを備え、スタイル抜群の愛ちゃんですが
少年っぽい魅力の礼さんとの対になって、魅力が増している気がします。
改めて、この2人の並びっていいですね。
ただ、今回は髭のイケオジなので、好みは分かれるかもしれません。

 
出番の量からして、2番手というよりは、宙組の後半で務めていたような「悪役専科」感はあったのですが、
舞台で直接愛ちゃんを見るのは、実に1年ちょっとぶり(宙組「異人たちのルネサンス」以来)なので、活き活きと演じている愛ちゃんを見れただけでも嬉しかった!

 
愛ちゃんといえば、滑舌がイマイチとよく言われるのですが
お歌のレベルも合わせて、あまり変わってなかったかな(^^;

正式に2番手になられたことですし、今後に期待しております!

瀬央 ゆりあ(謎の男)

礼真を眩耀の谷に導く、謎の男。
謎と言われるから、余計に正体を予想したくなるお役で・・・
大方が予想した通りの正体でした。
ブン族にしては、ちょっと身なりがいいお姿で登場した時点で「あ、予想合ってるな」と思いましたもんね。。。

瀬央さんは、これまでは上級生と礼さんがいたためにそれほど大きなお役は演じられてない印象なのですが、
新体制で(恐らく)3番目の位置づけになり、美味しいお役が回ってきましたね!

お話のキーマンで、登場シーンも多かったですが、お役が美味しいだけでなく、演技も歌も堂々とされていました。
礼真とのデュエットも聴きごたえがあり、トータルで急に成長された印象。

 

スカステで見る素化粧時のご様子から、瀬央さんはお人柄が良い方だと思っており、人として割と好きなので、ますます活躍されるであろう今後が楽しみです!

その他の印象的なお役(敬称略)

どこまでを「主なキャスト」とするか悩んだのですが、出番の量やお役の重要度を踏まえて、上記4名までにさせていただきました。

活躍されるお役が少ないのは、眩耀の谷の残念ポイントです。
新トップコンビのお披露目だから、いいのでしょうか…?

華形 ひかる(宣王)

本作が退団公演となるので、見せ場が用意されているかと思いましたが、あまりなかったですね。
いち専科さん、という感じだったので残念です。
ショーのRayには、一場面あるので良かった。。。

でも、やっぱりかっこいいな~。イケオジがハマってます!

万里 柚美(母)

万里組長も、本作が星組生としては最後の作品で、専科に異動されるので寂しい!
出番の量はそれほどですが、こっちゃんとのデュエットがあって良かった。
母としての演技は文句ないですし、実は大切な設定をお持ちのキーマンでした。

綺城 ひか理(カイラ)

花組から組替えしてきた綺城さん。
なんだかすごく目立ってましたよ!
これは、組替え成功パターンな気が。

そもそもブン族の中では目立つお役なのだけど、持ち前のビジュアルの影響が大きい気がする。
丸顔の小顔で、背が高い人が少ないのね、星組。
声も印象的なので、何かと印象に残る。

ただ、人物相関図に書かれている、瞳花への好意の矢印はまったくわかりませんでしたw
観劇後にこの矢印に気づいて、びっくりした~。
密かに慕っているのですね(ホロリ)。

天寿 光希(慶梁(けいりょう))/大輝 真琴(百央(びゃくおう))

若々しくて野心のあるミッキーさん(天寿さん)、なんだか新鮮で良い!
そして、ミッキーさん演じる慶梁とペアで登場する百央は、申し訳ないながら観劇中はどなたかわからず「若手かな?」と思っていたら、ミッキーさんと同期の大輝さんでびっくり!
三枚目なキャラ設定もあって、なかなか印象的なお役でした。

有沙 瞳(春崇(しゅんすう))

語り部で、物語に直接関わることはありませんが、ちょいちょい登場する印象的なお役でした。
落ち着きがあり、存在感のある演技がさすがですね。

ショーの立ち位置からして、新体制では娘2に落ち着いたと思われる有沙さん。
これからの活躍に期待しております!

水乃 ゆり(神の使い)

ゆりちゃんは、何が得意な方なのか存じ上げていなかったのですが
たぶん踊りの人なんだな?と、今回思いました。
軽やかに、バレエ風に踊りまくる神の使い。
まったくセリフはないですが、十分な存在感でした。

華雪 りら(王后)

宣王の奥さん、めっちゃ美人!誰??と思ったら、こりらちゃん。
これまたまったくセリフがないけど、完璧な美貌でした。
星蘭ちゃんが組替え前だったら、この役だったのかな…と思ったりして。

つくづく、星組はかわいい娘役が多いなー!



大劇場ではあと1回観劇予定なので、
1回では見切れなかった、他の方々の活躍を少しでも多く見たいと思っています!


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最後に考察メモ:瞳花の盲目設定について

瞳花の設定について、書いておきたかったつぶやきを最後に。
ネタバレしてますので、観劇前の方はここまででお帰りくださいませ!

 
 
 ********
 
 

タカラヅカニュースで「瞳花は盲目」という設定を知った時、礼真の顔を見えなくさせるための設定だと考えました。
(礼真の顔がわかると、都合が悪いことがある=2人の間には血縁関係がある と予想した)

大切なのは「盲目であること」で、なぜ盲目になったのかはどうでもよいと思っていたのです。

が、

劇中でわざわざ「なぜ見えなくなったのか?」という会話を持ち出すということは、盲目になった原因にも意味があるのだと思われます。

とはいえ、わざわざネタにしながらも理由を明らかにしないのは、言えないような、相当酷い「見たくない」ことをされたのではないかと想像し・・・

つまりは管武将軍が、よほど酷いことをしたんですかねぇ・・・

後天的な理由で、盲目になるほどのものって、よくわかりませんけど。
(見ただけでわかる外傷はなさそうなので、潰されたわけでもないのであろう)

つくづく管武将軍は、ひどい奴ですねっ。

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