エル・アルコン-鷹- 観劇感想 ~シナリオ・演出編~

我ながら、タイトル背景画像がイマイチですみません 苦笑
素材の限界・・・ガクリ。
せめて鷹をもっと下げれば良かった~と思いつつ、面倒なのでこのままで 汗。

 

さて、梅田芸術劇場で公演中の、星組エル・アルコンの観劇感想です。
いつも通り「シナリオ・演出編」と「キャスト別感想」の2回に分けます。
あと、書ければショーのRayでプラス1回かな。
今回は、エル・アルコンの前半、シナリオ・演出編。
 

ストーリー展開の核心に触れるようなネタバレはしておりませんが、
気にされる方は、各位のご判断で読んでいただければと思います。

が、今週末のライブ配信が初見の予定の方へのアドバイス!(今更感 汗)
見れるなら、事前に原作を読んでおいた方が良いと思います。

私は、原作も初演も見ていなかったため、
完全に初見という立場での感想になりますことをご了承ください。


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シナリオについて

時は16世紀。
イギリスで育ちながらも、スペインの無敵艦隊に憧れる主人公ティリアンが「スペインの無敵艦隊を率いて、七つの海を制覇する」という夢を追う生き様を描いた作品。

my ファーストインプレッション

初回観劇後の、私の感想・第一声は「話がわからない!!」でした汗。

なんだか登場人物が多いし、
それぞれの設定が複雑だし、
そもそもティリアンって何がしたかったんだっけ?となってしまいました。。。

幕間休憩中、「とりあえず、人物相関図を見直そう」と公式サイトを開いたら、
載ってなくて泣いた。
(外箱公演って、相関図は作られないんでしたっけ)

余談:いつも思うけどブログには書いてなかったので、思い出した時に書いておこう

公演プログラムが、スチール写真がない演者の名前と役名と顔写真が一度に見れなくて、「あの役を演じていたのは誰なんだろう?」を知りたい初心者向けじゃないなーと思うのですが(お芝居とショーの2本立てで、ショーのお化粧の写真だと、役に立たないこともある)
せめて大劇場公演の時は、公式HPに載ってる人物相関図を載せてくれないでしょうか、宝塚歌劇団さん!
(今となっては、場面ごとのキャスト一覧の文字だけで十分楽しめるけどw)

描かれていないキャラ設定が多そう

メインキャラクターの基本設定(管理人の理解に基づく)↓

  • 主人公ティリアンは、イギリス海軍士官として生きながらも、スペイン人の血を引き(ですよね?)、スペインの無敵艦隊に憧れている青年。
  • ヒロインのギルダはフランスの女海賊で、スペインが憎くて、イギリス海軍のティリアンも嫌い。
  • 2人目のヒーロー、レッド(イギリス人)は、ティリアンの策略で殺された父の敵を討つため、裕福な商人から海賊になる。

・・・これだけだと、いろんなところで「それはなぜ?」と思うじゃないですか。
劇中で、その「なぜ?」の部分が語られていないものが多いんですよね・・・
(きっと原作では描かれているのだと思います)

その上、舞台の場面はどんどん展開するので、理解も追いつかない。
大混乱ですぜ。

サイトー先生お得意(?)の「心の声」で、説明を補っているのだろうとは思いましたが
それでも、いろいろわからなかったです。
 

私は、幸い、劇場に2回見に行くことができたのですが
2回目は、「ストーリーはあまり考えずに、各場面のキャラクターを楽しもう」と決めて臨んだら、初回よりも楽しめました。
そのくらい、場面が細切れな印象なのです。
原作の重要シーンを切り貼りして繋げた感じなのかなー。

※ストーリーは細切れだけど、物理的な舞台転換は良かったと思います。詳細は後ほど。
盆は回らないけど、問題なし!

 

本作は「扮装もの」に属する作品だと思いますし、
ストーリーを深追いせず、麗しいジェンヌさんを愛でる作品として楽しんだ方が良い気が、個人的にはしました。

シナリオまで好きになれるかどうかは、「礼さん演じるティリアンを好きになれるか」が、重要ポイントな気がします。
宝塚には珍しい、ダーティーヒーローを主役にした作品であり、
本当に、正統派のかっこよさよりも悪さを押し出してくるティリアンを好きになれるかどうか。

私は、そこがイマイチだめだったんですよね・・・
「ティリアンかっこいい!」と思える場面がなくて 汗。
正義側のレッドを応援したくなってしまった。
 
 

この観劇感想を書くにあたり、Wikipediaを見てみたら、やっぱり初演でも、お話が分かりづらいという感想が出てたんですねぇ 汗。
なのでやっぱり、事前に原作を読んだ方がいいと思います!

演出面

配役について

外箱で、2グループに分かれての公演(出演者35名)ですが
個性の強いキャラクターが多い作品を、十分に回されていた印象。
(専科さんにも頼らず…と書こうと思ったけど、今回から柚長が専科だったー)

ダーティーヒーローのティリアン(礼さん)と、キラキラした白いお役のレッド(愛月さん)が、2人の持ち味の逆だとは思いますが、新境地で良かったのではないでしょうか。こっちゃん(礼さん)がやりたかった役みたいですしね。

こっちゃんが、いつもよりも低めの声で、大人の雰囲気を出そうとしているのを感じました。
そして、白い愛ちゃんが新鮮で(笑)良かった!
 

全体を通して、おいしいお役はジュリエット(桜庭さん)
意外と目立っていたのはブラック(天飛さん)な気がします。
期待の若手たちですかね。桜庭さんはエトワールも担当されてます。

キャスト別の詳しい感想は、次回書きます。

音楽について

エ〜ルアルコ〜ン♪という主題歌は、タカラヅカ!という印象を受けますが
全体の曲のジャンルは、いろいろ混ざっていた印象です。

ミッショ〜ン♪ミッショ〜ン♪なんかはモダンな感じだし
歌詞を覚えていませんが、アニメっぽいなーと思う、ちょっとポップなもの(ジュリエットのピンクな歌w以外にも)もありました。
この辺りは、漫画原作っぽいかなー。
 

場面転換とともに、演者が歌い始める場面が多かったように思っており、
けっこう曲数が多かった。
でも、皆さんお歌レベルが平均以上と感じ、ノンストレスでした。
(ただ、梅芸3階席の音響が悪いのか...セリフ含め、全体的に低音がこもって聞き取りづらかった!

こっちゃん(礼さん)が上手いのは言わずもがなですし
愛ちゃん(愛月さん)の滑舌もそんなに気にならなかったし
ひっとん(舞空さん)は、音程と曲調が合えば大丈夫なのですよね。(低音域やポップな曲調が苦手っぽい)

ティリアンとレッドのデュエットが何曲かあり、お二人の声の相性が良かったです♪

以下、目立つお役だった綺城さん、天華さん、天飛さん みんな上手かった。
このお三方は、後半のショー・Rayでも活躍されてました。

舞台装置について

初演は大劇場公演だったので、外箱用に大きく変更を加えたのであろう舞台装置。
さらに今回は、もともと全国ツアー用だったので、セリや盆などの凝った装置を使わない設計を考えていたのだと思うのですが、それが、良かった!

大道具の移動だけで、スムーズに舞台転換されていました。
演者が舞台裏に一旦下がらずに、背景(緞帳より奥にある幕?)を上げるだけで、場所の切り替えをしていたりとか。
複数の船が戦う場面も、ステージと花道を使って、うまく並行で表現されていました。
 

最初の、ティリアン登場シーンは
舞台正面から見ていたら、つい「えっ!?」と思う演出で、かっこよかったですね。
(2回目、下手寄りの横からのアングルで見たら、思った以上にシンプルな仕掛けでしたw)

衣装について

中世ヨーロッパが舞台なので、お金を持っている(笑)役のメインキャストは、なかなかにゴージャスな衣装。
男役としては小柄な礼さんの身長が、あまり気にならなかったのが印象的です。
他のキャストの衣装も、みんな似合ってて良かった。
 

ただ私、黒髪ロングがあまり好きではないのだな・・・
ティリアンを好きになれなかった一因な気がします。
(個人的な理由による評価で申し訳ありません)
 
そういう時代なんだろうし、原作も昔の少女漫画だから仕方ないんですけど。
(そう思うと、黒髪ソバージュを、今見ても馴染む鬘に仕立てた望海さん@はばたけ黄金の翼よってすごいな、と感心しました)
 

そういえば、少年ティリアンの青い衣装って、群盗の少年カールの衣装だと思うのですが、違います?(群盗ヲタ)→群盗の映像確認してみた:少年カールの衣装に、ベルトを追加してたのかな?


シナリオ・演出面の感想は以上です。
次回は、キャスト別に感想を書きます。

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