I AM FROM AUSTRIA 観劇感想(2) ~キャスト別感想~

月組にそんなに詳しくないのに、キャスト別感想を書くという無謀なことにトライしてみます。何事も挑戦だ! ただ、それぞれさらっとしております 汗。
作品全体の感想は、前の記事に書いております。
目次
珠城 りょう (ジョージ・エードラー)
お坊ちゃますぎないお坊ちゃまを好演されていました。
やっぱり、爽やかまじめキャラが似合いますね。
セリフは聞き取りやすいし、お歌も破たんしていない。
ただ、以前からですが、セリフはもっと抑揚があっても良いと思う。
あと、他のトップさんにはない魅力だと思う「男らしいガタイ」が、冷凍庫で上着を脱ぐシーンなどで活きていたと思います 笑。
気になるのは外見ですね・・・ 全般的に衣装がダサいのと(これは珠城さんのせいではない)、ジョージの鬘が好みではない←
原作に寄せてるんだと思いますが、珠城さんって丸顔だから、同じようなショートヘアが似合わない気がするんだよな。。。
もみあげはいらないのでは、とか 前髪を下ろしていたら良かったのでは、と、地毛で前髪を下ろしていたフィナーレで思いました。
でも、前髪を下ろすとフェリックスとかぶるかもしれない。
美園 さくら (エマ・カーター)
恐らく、歌える娘役ありきで上演が決定した本作品。
さくらちゃんはどちらかというと「歌の人」だと思っており、さくらちゃんがトップ娘役に選ばれた(もしくはさくらちゃんトップ就任期間の月組でのIAFAの上演を決めた)ことに納得。
出番も歌も多く、事実上の主役として大活躍でした。
新人公演では、主題歌の「I AM FROM AUSTRIA」がカットされたそうで、あかんやろ、と話題になっていましたが、歌唱力を問われる歌だな~と雪山のシーンで感じたので、そのあたりに一因があるのかもしれません。
そして、気の強そうなブロンドヘアのキャラクターが似合う。
もともとのお声と、気の強そうな演技の影響なのか、語尾が頻繁に「ウフッ↑」という感じになる(伝われー)のが気になりましたが、マイナス点にするほどではないです。
月城 かなと (リチャード・ラッティンガー)
私はライトなれいこさん(月城さん)ファンなので、まず何よりも 前作(おそらくクルンテープの方)でのケガでの休演から、ゲバラの休演を経て、無事大劇場で復活されたことが嬉しい!
前作は、れいこさんが休演に入る前に観劇していたので、れいこさんの又八を見れて良かったと思いつつ、もっとしっかり見ておけばよかった!と寂しくなってしまいました。ゲバラもれいこさん目当てでチケット取ったのに。。。まぁ、面白かったから無問題ですが。
相変わらずの美貌でした。 ちょっと悪そうな顔での演技も良いですね~。
お役としては、ストーリー上大切な役ですが、出番がそれほど多いとは感じず、二番手としてのれいこさんに期待して来ると、ちょっと物足りないかもしれない。 でも、最後の真っ赤な二番手羽で感激し、いい気持ちで終われます きっと。
鳳月 杏 (ヴォルフガング・エードラー)
いい役でした。ちなつさん(鳳月さん)が演じてくれて良かった。
コミカルで、優しさも感じるナイスパパ。 お歌もしっかり聴かせていただけます♪
そして、わかってたけど足が長い 笑 お顔も小さいし、スタイル抜群すぎて、近くに並んで立つ方がかわいそうに思えてしまった。 今回私は、いつも一緒に観劇に行くヅカ友さんとB席後方でしたが、双眼鏡を持って行かなかったヅカ友さん曰く「顔が見分けられない時もあったが、鳳月さんはスタイルですぐに判別できた」とのことでした。
海乃 美月 (ロミー・エードラー)
れいこさんに続き、私はライトなうみちゃんファンなので、Anna Kareninaでの怪我を経て、しばらくダンスシーンがなかったうみちゃんが、ダルマ衣装で踊りまくるのを見て感激しました。うみちゃん、復活おめでとう!
そして、しっかり者のお母さん役が合ってましたね。 数々のヒロイン級の娘役を演じてきたうみちゃん、最初は母親役に苦労していたそうですが(@ナウオン)、今後も長く活躍してほしいなぁと思っています。
うみちゃんの今後がどう、とは議論しませんが、私は、トップになることがすべてではない。別格で長くやるのもいいよね!と思っている派です。 結局は、ご本人の意思に沿っていれば、それが一番なのですが。
暁 千星 (パブロ・ガルシア)
ありちゃん(暁さん)はどちらかというとかわいらしいお顔立ちだからか、舞台で見ても身長が高い印象が残らない不思議なタイプだったのですが、今回はマッチョなスポーツマン役ということで、男性らしさが醸し出されていて、新たな魅力でよかったと思います。
刈り上げとちょび髭が似合う。(髭は嫌いじゃない派)
それでも、より体格がいいのは珠城さんのほうだと思いましたけど(^^;
パブロとしての登場はかなり後半で、出番が少なくて残念ですが、運命の恋に落ちるという印象的な展開で存在感はあるし(急展開すぎて無理やりな感じもするけど 笑)、いい人感のにじみ出るお役で、ありちゃんの立場によく合ったお役だと感じました。
マッチョマッチョの曲の印象が強すぎて、もっとしっかり聴かせるお歌があったら嬉しいですが、役の位置づけ的にも今回は難しいかな。。。
その他の印象的な役
光月 るう (エルフィー・シュラット)
現組長の中で、目立つ役をもらう率が最も高いと思うるうさん。
今回は女役を嬉々として演じられてました。女役ということに違和感はなし!
実はいろいろなことを知っており、出来事をまとめていくというお役が合っていました。
白雪 さち花 (ミス・ツヴィックル)
さすがさち花さんというか、セリフが多いわけでもないのに存在感がすごいです。
端的に言えば、キャラが濃すぎる 笑 ちなつさんと恋愛関係にあると思わせる役どころなのに、そうとはスッと思えない 苦笑。
原作も同じような感じなのでしょうか?
輝月 ゆうま (ライナー・ベルガー)
悪い奴だけど、ひとつに束ねた長髪が似合うイケメンだった!
まゆぽん(輝月さん)は演技・歌うまの役者さんとして好きなのですが、外見は特に横顔が好きだ~と、今回思いました。
風間 柚乃 (フェリックス・モーザー)
「ホテルのフロント係」の男性はフェリックス含めて3人おり、衣装はみな同じ。
そして、他の2名はるねくん(夢奈さん/研10)・れんこん(蓮さん/研9)という強力な布陣なので、「今回はおだちん(風間さん)、一休みかな~。二番手の代役が続いてたからな」と、初日より前には思っていたのですが、始まってみたら、明らかに3名の中で一番目立つお役でした。
でも、研6とは思えない安定した演技がさすが。
同期の他の人がやるには、荷が重い役だよなぁ。
とにかく舞台上に人が多くて目が足りず、細かい演技まで見れていないので、2回目はもう少しいろいろなところに目を配りたいと思います。