I AM FROM AUSTRIA 観劇感想(1) ~一般受けしそうな作品でした~

当初見に行く予定はなかったのですが、初日の巷の感想が好評っぽかったので、やっぱり気になる!となって、見に行ってきました。 面白かったです!

公式のチケットサービスで、初日以降にまだ空席があるのは異例だったけど、私としては買えて良かった~。

なお、チケット購入後にUCCの貸切公演の当選通知を頂いたので、図らずも2回行けることになりました笑。もう1回見たい、と思える作品だったので良かった

ちなみに、原作はプロモーション映像しか見ていません。 ですが、宝塚版を見て、原作が見たくなりました

一般受けしそうな明るいミュージカル作品

この作品をひとことで表して!と言われたら、私はこう表します。

「一般受けしそう」というのは、宝塚作品として考えると一概に「イイネ」と言えないところだとも思うのですが、宝塚以外のミュージカル作品を見慣れている方には、年齢性別問わず受け入れやすい作風だと感じました。 冒頭の盛り上がりなんかは、ディズニーのショー好きな方は絶対好きだと思うんだよなー(私がそれです)。

一般受けしそうなポイント

  • シリアスなシーンもあるけれど、 全体に漂う雰囲気が明るい。
  • ハッピーな気持ちで見終われて、後味が良い。
  • 恋愛要素はあるけれど主軸ではないし、現代のお話なので、お芝居っ気の強いセリフや、クサいセリフもない。
  • お歌が多くて、ミュージカルを見た!という気分になれる。
  • 気になるほどお歌が残念な方もいない(断わっておくと、私は音楽素人なので割と評価が甘いです)

一般的な「宝塚イメージ」は薄い

逆に、宝塚をあまり見たことがない方が、一般的な「宝塚」のイメージを期待して見に行くと、肩透かしをくらうかもしれません。これを宝塚で見る必要性はあるのか・・・?となるかも。 まぁ、外部にしっかりとした原作があるミュージカルですからね。。。

ということで、いわゆる”宝塚らしさ”を愛するファンの方にも「ちょっとこれは違う」と思われる作品かもしれません。(宝塚らしさの基準は、人それぞれですけれども)

ただ、オーシャンズ11のように、現代劇でも好評で再演を繰り返す宝塚作品もあるわけですから、否定される必要はないと考えます。

そして今回、ちゃんと「ミュージカル見た!」という気持ちになれる作品を月組が演じたことは、月組にとって非常に良いことだったと思います。本人達にとっても、観客の評価への影響を考えても。 前作の無限夢双は「あれ?歌った?」と思うぐらいだったのでね。。。 正直、演出が同じ齋藤先生で大丈夫か!?と思っていたところはあったのですが、原作があることが大きいのでしょうか。

スターシステムとの相性は微妙

外部に原作があるからこその難しさなのでしょうが、宝塚のスターシステムを考えながら見ると、この配役でいいんだろうか?と思うところも少し。

主役がジョージ(珠城さん)とエマ(美園さん) というのは確かですが 物語において、次に大きな役は?と言われると ジョージの両親(鳳月さん・海乃さん)かな?と思うのですよね。 (私はお二人のことが割と好きなので、贔屓目もあるかもだけど 汗) で、その次はジョージの親友・フェリックス(風間さん)かなと思ってしまうあたりがどうなのかと。

役の重要性で考えると、エマのマネージャー(月城さん)>フェリックスだと思うのですが、如何せんフェリックスの出番が多い! なんかもう、さすがおだちん・・・(風間さん)としか。

フェリックスは、その役のおいしさから 今後再演があれば、オーシャンズ11のライナス的な若手の登竜門になりそうだと感じました。

あと、たくさんのキャラクターが舞台に出てくる割に、目立つ脇役が少ないんですかね・・・(モブが多すぎて埋もれているのか?)

限界があることはわかっていますが、紫門さん、からんくん、るねくん、れんこん あたりはもっと目立ってもいいんじゃないかという、個人的な意見。 叶羽さんが目立ってたのは餞別でしょうね。 そして、ほぼモブ(一応役名あるけど)でも印象を残すおはねちゃんはさすがだわ・・・!

そしてそして、ifを考えてはいけないのだけど もし美弥さんが残っていたら、マネージャー役はぴったりだったと思い、そしたらジョージの父は月城さんか?それも悪くないけど、やっぱり鳳月さんの方がいいかな!などと思いを巡らせてしまいました。

ストーリー・演出等への感想

キャストに関することは別の記事に起こす予定なので、 それ以外のことを思いつくままに、ネタバレのない程度にざっくりと、箇条書きで挙げます。

・「故郷」や「家族」がテーマと言うことに納得。ラブストーリーがメインではない。

エマの過去が気になる。原作だと描かれているのでしょうか? (なぜオーストリア出身ということを世間に隠していたのか。そこまでオーストリアが嫌いだったのか。そこに母はどう絡むのか)

・エリザベートネタの差し込みが多い

・その他、ちょこちょこ笑わせるシーンがあって、楽しく見れる。

・舞台上に人が多く、目が足りない!となるシーンが多い。華やかバンザイ。

・歌はオーストリアのヒット曲が多いとのことですが、ノリやすいメロディーや、耳に残るメロディーの曲が多かった。

「マッチョマッチョ」の時の観客の手拍子が見事で驚いた。リピーターが多いんでしょうね。たぶん、どこかの会の総見が入ってたのではないかと思い、その影響もあるのかも。

・映像が効果的に、そして頻繁に利用されていた 馬車で逃げるシーンは、事前にスカステのウィーン特番を見てなかったら、ピンと来なかったかもしれない(苦笑)

・映像に頼りすぎるのも私は嫌なのですが、そういったことはなく、大道具も凝っていた印象。舞台転換もスムーズで良かったです。

・冷凍庫の扉は、冷凍庫だと言われないとわからない (そして、高級ホテルのザッハトルテは冷凍保存されてるのか?と残念に思ってしまったんですが、実際どうなんでしょう?)

・ヘリが思ったよりも観客席に迫ってきててびっくり笑

・ホテル・エードラーのスタッフの衣装がかわいい! ジョージの衣装は総じてイマイチな感じだったけど・・・

総評:いい作品だと思います、IAFA。 今の月組はいろいろと大変そうな印象はありますが、変な偏見?を持たずに、たくさんの方に見に行っていただけると良いなぁと感じました。

キャスト別感想は次の記事で

ちょっと長くなってきたので、キャスト別の感想は分けます~ そんなに深くは書けないですが。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。