はいからさんが通る 観劇感想 ~主なキャスト別感想~

宝塚大劇場で公演中の、花組「はいからさんが通る」観劇感想の後編。
主なキャスト別に感想を書きます。
長くなっておりますが、お付き合いいただければ幸いです。

ライブ配信鑑賞後の感想メモと、前編「シナリオ・演出編」も、よろしければご覧ください。

注意:ネタバレについて
再演かつ原作のある作品なので、気にする方は少ないかもしれませんが、
ストーリー展開の要になる設定には触れておりません
ネタバレを気にする方は、ご自身の判断で読み進めていただければと思います。


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主なキャスト別感想(敬称略)

柚香 光(伊集院 忍)

今作から、花組のトップスターに就任されました。
改めまして、おめでとうございます!
 

お役は、日本人とドイツ人の間に生まれた青年で、現在は陸軍少尉。紅緒の許嫁。
元々ハーフじゃないのに(ですよね?)ハーフという設定がこんなに違和感がないキャストは、なかなかないのではないでしょうか。
役柄で金髪にされてるので、さらに欧米人っぽくて、イケメン度高し。

さらに、少女漫画原作なのに違和感がないのは、本当にすごい。
軍服が似合いすぎるし、女性慣れした態度も様になりますな~。

正直、あまり今まで柚香さんの演技に注目していなかったのですが(スミマセン)、顔全体で表情を作って演技するお姿、素敵でした。

 

また、柚香さんの特性から、ほとんど歌わないのではと勝手に思っていたのですが、思ったより歌がありました
そして、思ったよりお上手でした ←何様

朗々と聴かせる歌、とまでは言えませんが、聞くに堪えないということは、私はなかったです。

 

特性といえば、お得意のダンスは、残念ながら発揮する機会が少なかったですね。
剣舞や群舞で、キレのある動きが見れるぐらいかな。

一本物でショーがない上に、恐らく華ちゃんはダンスが不得手なため、デュエットダンスも、華ちゃんができる範囲で収めていた印象です。新婚さんのような初々しさが出ていて良かった、といえばそうなのですけど。
 

デュエットダンスといえば、ぐるんぐるん回るリフトがお見事ですが、お芝居中にはお姫さま抱っこおんぶもしています。

男性が女性を抱える、ということで何の気なしに見てますけど、普通に考えたら、細身の女性が大人の女性を持ちあげるのってすごいですよね…!
どうか、ご無理なきよう。。。

華 優希(花村 紅緒)

大正時代の女性としては珍しく、自転車を乗り回す快活な女学生の役。
突然、紅緒の前に現れた忍を許嫁としては認めていなかったけれども、徐々に惹かれていきます。

もともと私、華ちゃんの宝塚メイク顔が好きなのですが、やっぱり可愛いな~。
柚香さんと同じく、が二次元:少女漫画のヒロインを演じることに違和感がありません。

柚香さんとのトップコンビが、ビジュアル特化になりそうだと言われるのがよくわかります。
いやもう、これだけ美しいお2人だから、それは売りポイントにすべきだと思いますよ!!
しかも、現実離れした美しさがある(あくまでも私の評価)ので、今後、漫画原作が増えるのかもですね。
 

そして、演技が相変わらずお上手
明るく元気な表情から、毅然とした態度、泥酔した様子までしっかり演じられていました。
全力で演じるから、こんなに可愛いお顔なのに、もんぺのコメディスタイルもハマっちゃうのがすごい。

 

一方、柚香さんと同じく、課題と思われる歌唱力ですが。
これまた、思ったより上手だったんですよ ←何様(2回目)

以前だと「ソロとか大丈夫?聴けるかな??」と思っていましたが、むしろソロの方が良かったかも。
ソロの方が、マイクの調整がしやすいのでは、とちょっと思ってますが(^^;

 

前作「A Fairy Tale」で気になったのは、前トップの明日海さんとのデュエット時に、消えてしまいそうになる華ちゃんの声でした。

これはたぶん、明日海さんのパワフルな声も一因だと思うんですよね・・・
今回、柚香さんとのデュエットでは、ソロほどではないけど声が出ていると感じました。

これから成長するであろう、お二人の今後に期待したいです。

瀬戸 かずや(青江 冬星)

紅緒が仕事を求めて向かった出版社の編集長役。女性アレルギー持ちだが、なぜかアレルギー症状が出ない紅緒に惹かれていく。
 

小劇場公演(2017年)の再演である本作で、メインキャストの中では唯一、演者が変わった冬星。
ちなみに、初演で冬星を演じていたのは、昨年月組に異動した鳳月さんでした。
 

現在の花組男役の中では、瀬戸さんは歌える位置づけなのかな…?
今回は歌唱指導も担当されており、柚香さんや水美さんよりは、聴かせる機会が多かったです。
が、得意とまではいかない印象なので、花組の、組としての歌唱力がちょっと心配な今日この頃。 

 

柚香さんのトップスター就任により、上級生である瀬戸さんの番手はどうなるのか?というのは、以前から多くの方が気になっていることだと思いますが、今回は1本物で、羽根を背負う機会がなかったため、明確な答えはわかりません。

が、冬星は、位置づけ的には忍と紅緒を争う1人※なので、登場頻度が多いとは言えませんが、それなりに重要なお役。(※争うというほどの直接対決はしていません)

また、昨年末のタカラヅカスペシャル以降、コロナによる休演期間中の露出の仕方から、ほぼ2番手の扱いなのかな~と思っています。同じく、若き新トップが誕生した星組の愛月さんが、新トップお披露目公演で2番手羽根を背負ってますので。
ただ、愛月さんは新人公演の主演経験が段違いで多いという条件の違いはありますがね。

水美 舞斗(鬼島 森吾)

陸軍に所属する、忍の部下役。
2幕では、紅緒・環と共に、サーシャの正体を暴こうと動きます。

忍の後輩ながら、親友に近い位置づけの印象で、現・花組男役スターの上から3番目の水美さんが演じることに納得です。初演の時からですが。

とはいいつつも、冬星と同じく登場頻度が少なめで、水美さんファンとしては物足りないのではと察しますが、今回は「柚香・華のトップコンビお披露目公演」なので、ある程度仕方ないのではないでしょうか。

 
柚香さんの同期である水美さんが、新体制でどのような位置づけを担うのかまだわかりませんが、今後に期待しましょう。
群舞やパレードの立ち位置から、トップ3であることは確かだと思うので。
 

ところで、ビジュアル面のちょっとした話ですが
鬼島のビジュアル(黒髪ストレートロング)は、あまり好みではないのですが
お芝居中は潰されている片目が、フィナーレになって見開かれているのにキュンとしました 笑。

その他の印象的なお役(敬称略)

※学年関係なく、私の印象に強く残った順に挙げさせていただきます。

音 くり寿(北小路 環)

歌える娘役として、大活躍! エトワールおめでとうございます。
お役としても、紅緒の学友かつ忍の幼馴染という強い設定を持っているので、登場頻度も高く、下手したら、冬星や鬼島よりも目立っていたんじゃないかという印象。演技もお上手だしなー。

音くりちゃんって、いわゆる美人顔ではないと思うのですが、舞台でとても映える見つけやすいお顔なので、そもそも存在感があるのですがね。

聖乃 あすか(藤枝 蘭丸)

紅緒の幼馴染で、歌舞伎の女形役者の役。紅緒に片思い中。

トップ2名に次ぐ、二次元顔だと思う聖乃さん。「美少年」という設定がぴったりですね。
そして女形の格好をすると、もはや、周りの娘役すら圧倒する美貌。メイド服も着こなすよ!

演技はちょっと臭さがありましたが、たぶん蘭丸のキャラ設定によるものなんだろうな。
同期の音くりちゃんと共に、最初から最後まで大活躍でした。

 

階段降りは、上級生を追い抜いて、永久輝さんの前、朝月さんと同時降りというのがすごい!
群舞でもいい位置におり、御曹司っぷりを見せつけられました。
バウホールの主演も決まってますしね!
※新型コロナの影響で、バウホールの公演期間は白紙になっています

永久輝 せあ(高屋敷 要)

忍の学友で、小説家 の役。
初演ではあまり目立たないお役だったのですが、今回、雪組から、大きな期待を背負って異動してきた永久輝さんのため(だと思う)に、最も出番が増えた役です。

とは言いながらも、わたし的には「大して増えていなかった」というのが第一印象です。
学年的にも、聖乃さんを凌ぐぐらいに、あからさまに増えるのかと思ってた~。
 

相変わらず演技がお上手で、雪組仕込みの和服も素敵でした。
歌うシーンは、あまりなかったような…?

ちなみに私は、ひとこちゃん(永久輝さん)の宝塚メイク顔と声が好きです。
 

雑談ですが・・・
常に下駄を履かれており、早歩きとかしづらいだろうにさすがだな~と思って見ておりました。

そこから「パレードの大階段、今回はみんな役の衣装で降りるけど、あの下駄で降りるのか?危なくね?」と心配していたら、大階段降りは雪駄(草履?)でした 笑。

でも、気づいたらまた下駄に戻っていたので、階段降りた後、一度舞台裏に下がって、履き替えていたのでしょうね。
細かな対応、お疲れさま&ありがとうございます!

朝月 希和(花乃屋 吉次)

今回、永久輝さんと共に、雪組から異動してきた朝月さん。雪組の前は花組だったので、戻られた形です。

芸者の和装が、大変よくお似合いでした。演技もお上手。
艶やか、という言葉がぴったりで、これは華ちゃんや音くりちゃんにはまだ難しそう。

また、音くりちゃんと共に歌唱面を支えている印象だったので、花組に戻ってきてくれて良かったね!!と思ってしまいました。

美穂 圭子(伊集院伯爵夫人)

もともと、タカラジェンヌとして美穂さんが好きなんですけど、優しくてかわいくて、いいお役だったな~

貴重な歌える人材として、カゲソロされていた気がするのですけど、合ってます? もし合ってたら、贅沢すぎる!

執事&メイドの皆さん

若手の皆さんで演じられていましたが、コーラスとダンス(?集団行動?)、とても良かったです!


感想は、以上です。

大劇場でもう1回観劇予定なんですけど、無事公演されますよね…?
(後日のための覚書:昨日、公演関係者の体調不良が発覚し、急きょ、3日間の休演が決定しました)

楽しみしてます!!(言霊)

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